帳尻屋始末 3 相抜け左近 (3巻) | 坂岡真
未分類悪を懲らしめて善悪の帳尻を合わせるという「帳尻屋」の成り立ちには、どうやら時折蛙屋忠兵衛を訪ねてくる「だぼ鯊」と綽名される奉行所の役人が大きく絡んでいるらしい。琴引又四郎は「帳尻屋」の仕事を手伝いながら、その謎に迫っていく。紙縒で封印された愛刀を抜く時は訪,,,
悪を懲らしめて善悪の帳尻を合わせるという「帳尻屋」の成り立ちには、どうやら時折蛙屋忠兵衛を訪ねてくる「だぼ鯊」と綽名される奉行所の役人が大きく絡んでいるらしい。琴引又四郎は「帳尻屋」の仕事を手伝いながら、その謎に迫っていく。紙縒で封印された愛刀を抜く時は訪,,,
口入屋の蛙屋忠兵衛や殺生石と綽名される柳左近は、悪を懲らしめて善悪の帳尻を合わせるという「帳尻屋」の一味らしい。蛙屋と懇意になった琴引又四郎は、越後から女房を探しにやってきたという百姓吾助と出逢う。期待のシリーズ連続刊行第二弾。
訳あって脱藩し、雲州から江戸に出てきた若い浪人・琴引又四郎。古びた口入屋「蛙(かわず)屋」に足を踏み入れたことから、江戸の悪を懲らしめて善悪の帳尻を合わせるという「帳尻屋」と呼ばれる集団と関わることになる。期待のシリーズ第一弾。
重田貞一(のちの十返舎一九)と岡っ引の岩徳は、辻斬りを目撃する。斬られたのは神田で評判の蕎麦屋《しなの屋》の主人・伝兵衛であった。斬った者はおどろおどろしい狐面を被っており、事件の怪奇性から、この件は江戸っ子の間で大評判となる。伝兵衛に金を借りていた源太夫,,,
売れない小説家・大菅賢は、担当編集者を口論の末に死なせてしまい、逃亡する。潜伏先で自殺を決意するも、すんでの所で桐畑直美と出会い、匿われることに。さらに、直美の覆面作家として賢が小説を書いて再デビューを狙うことで二人は意気投合するのだが、そんな前代未聞のゴ,,,
高校受験を控えた小笠原幸は、バトン部に所属している。地元のテレビ局がコンクールの密着取材をすることになり、幸は退部を申し入れる。なぜ突然、退部を決めたのか……教師にも親友にも心の裡を見せない幸。それには、4年前の、ある出来事が関わっていた。過去の扉が開かれ,,,
母を三年前に亡くし、父であり腕のいい料理人の千吉と、二人で飯屋を切り盛りしているおはる。もうすぐ二十歳だが、思い人とは夫婦になれず、このまま店を手伝っていくのかと将来に不安を覚えている。でも温かい常連さんたちを迎える日々は楽しいし、張り合いもある。でも、千,,,
「赤い人」に殺され、夜の学校でバラバラにされた自分たちのカラダを探すことになった留美子たち。許された時は、わずか7日間。すべてのカラダを見つけられなければ、その人間は本当に死んでしまうという。死んでも終わらない恐怖の夜が繰り返されるうち、留美子は謎の転校生,,,
10年の時を経て、再び親友となった太秦萌、小野ミサ、松賀咲の女子高生3人組。かつて3人が住んでいた太秦荘も、再び下宿屋としてスタートすることになった。下宿人第一号となったのが、漫画家見習いの大学生、藤沢翔真。翔真が引越してきて2週間がたったある日、萌、ミサ,,,
東京の神楽坂は、石畳の路地で有名な花街。まるで迷路のように広がるその路地のひとつに、不思議な学校があった……。如月由那は、街で出会った老婆に頼まれ、教師としてある学校で働くことになった。ある学校――それは、あやかしの通う学校だった。不安を抱きつつも、頼ま,,,