徳川瓦解により禄を離れた幕臣の娘が、湯葉商の養父を助け奮闘する。その半生を細やかな筆で描く、女流文学者賞受賞作「湯葉」。浅草の高級呉服店を舞台に、大正期の趣味人を彷彿させる「隅田川」、ほかに「丸の内八号館」を収録。明治・大正・昭和三代の女の系譜、庶民の生活,,,
松島、天橋立、宮島。日本三景と呼ばれる名勝が次々と倒壊炎上し、籠神社で神職が惨殺される。高村皇らの最大の仕掛けの始まりだった。神々を鎮めるため、辻曲兄妹と関わりのある女性たちが全国の神社に散る。摩季が亡くなり六日目、「死反術」を執り行う期限も迫る。八年前、,,,
居合の殺人剣が牙を剥く!加賀百万石を蝕む悪党の狙いとは?加賀藩主と重臣が対立、前田家を取り巻く闇は深さを増しつつあった。金沢から藩の内情を知らせるため、江戸に向かっていた御庭番は、喉を裂かれ京橋川に浮かんだ。さらに風烈廻り与力青柳剣一郎は、謎の旅僧から,,,
道場を継ぐと決意した息子。園瀬の里に若葉萌え立つ……。兄龍彦が長崎に留学し、甥の佐一郎や新弟子の伸吉らが頭角を現す岩倉道場で、源太夫の実子・幸司は二代目を継ぐ決意をする。しかし彼には悩みがあった。それは、偉大な剣客である父の秘剣「蹴殺し」を未だその目で見,,,
いかなる時も、気高く、清く、にこやかなおしどり夫婦。小兵なれど、剣客である父を超えんとする少年……道場主・岩倉源太夫とふれあう清々しい人々。〈「軍鶏侍…か」十九年かけて敵討ちをなし、武士の鑑と讃えられた園瀬藩の英雄・大野礼太郎は、岩倉家の庭でぼそりと漏らし,,,
跳べ、若軍鶏(わかしゃも)よ!息子や弟子たちの成長と旅立ちを見守る日々…。七年の歳月が過ぎ、齢(よわい)五十四となった園瀬藩の道場・主岩倉源太夫。だれにも避けることのできぬ‘老い’を自覚しつつも、かつて退けた剣士の挑戦を再び受けて立つ。挑戦者の註文は「真,,,
第1回「日本おいしい小説大賞」受賞作!「幸福な食卓」なんて、私にはきっと一生訪れない――――。自分の容貌に強烈なコンプレックスを抱く28歳の日向桐子は、人目に触れぬよう外では常にマスクと眼鏡を身につけて暮らしている。勤務先である、「優しい料理」のサ,,,
恐竜ガールと情熱博士と 〜福井県立恐竜博物館、誕生秘話〜 (1巻)
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。あきらめない心が、道をひらく!1982年、福井県と石川県にまたがる山中で、中学生の少女が不思議な石を拾ったことが,,,
世紀の大発見が、ここにある!のび太が恐竜博の化石発掘で見つけた化石。恐竜のたまごだと信じたのび太は、タイムふろしきで化石を元の状態に戻すと…生まれたのは双子の恐竜!しかも、未発見の新種だった。のび太に似て、ちょっと頼りないキューと、おてんばなミュー。,,,