枝垂れ桜と瑠璃の空 (1巻) | 工藤伸一

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01 /27 2020

枝垂れ桜と瑠璃の空 (1巻)



工藤伸一

江戸時代も中ごろを過ぎたころ、相模の国のとある宿場町。指物師の信吉は、よく晴れた春の日の早朝、得意先に向かうため街道の道を足早に歩いていた。信吉は街道のわきにある小さな薬師堂の前でじっと手を合わせる若い娘を見かけ、ふと足を留めた。娘は薬師堂で手を合わせた,,,

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