密命将軍 松平通春 亡国の秘宝 (2巻) | 早見俊
未分類商家の離れ座敷に居候し、江戸の町で暮らす謎の侍、松平通春。すらりとした長身、品のある面差し、威厳がありつつも春風のように優しげなたたずまいは、いかにもただものではない雰囲気を醸しだしていたが、それもしのはず、この通春こそ尾張徳川家の跡継ぎ、葵の一門につら,,,
商家の離れ座敷に居候し、江戸の町で暮らす謎の侍、松平通春。すらりとした長身、品のある面差し、威厳がありつつも春風のように優しげなたたずまいは、いかにもただものではない雰囲気を醸しだしていたが、それもしのはず、この通春こそ尾張徳川家の跡継ぎ、葵の一門につら,,,
亡き父親の跡を継いで櫛職人になった信吉は、女に無垢な十七歳。ある日信吉は、品物を納めている小間物屋「立花屋」の女将・千香に訳ありの仕事を頼まれた。それは大奥女中が密かに使う張り形の注文だった。女知らずで尻込みする信吉だったが、千香に男女の営みの手ほどき,,,
ミズチと天狗が平家の姫をとりあった伝説の残る村で起こる花嫁の失踪村人が口を噤む七十年前に起きた同じ花嫁失踪事件の謎ミズチと天狗の嫁取りの顛末とは?麻衣は大学の友人・弓の結婚式に出席するために島根県の山奥の集落へ向かう。そこはニシのミズチがヒガシのお,,,
こんなに面白い「新感覚江戸怪談ミステリー」を知らないなんてもったいない!――(田口幹人・さわや書店フェザン店)幽霊と必ず会える屋敷に一晩泊まってみませんか?総領息子が座敷牢に閉じこめられたり盗賊に一家惨殺されたり……女の幽霊や顔の潰れた男の首が出る,,,
湯豆腐やいのちのはてのうすあかり神田川祭りの中をながれけりなにがうそでなにがほんとの寒さかな小説家・劇作家として大成した万太郎は、10代より亡くなる直前まで、俳句を作り続けた「文人俳句」の代表的俳人でもあった。本書は、万太郎が創刊・主宰した俳誌「春燈,,,
紀ノ川の近くの館で、真田昌幸・幸村に仕える忍びの又四郎。また猿飛佐助。徳川の策略で秀頼は……。そして真田が動くとき……。大阪城落城前後の攻防のとき、隠密の活躍や人心の混乱を描き、被害を受けた善意の人々を浮彫にした異色時代長編。<上下巻>
妹の誕生日に、謎の失踪をした石山真砂子。嫁ぐ日近く、未来の夢にふくらんでいるはずの彼女なのに……。一方、北陸の内灘海岸で無惨にも射殺された看護婦の春日鶴子。疑惑の人間数人が、いち速く警察のリストに上った。真砂子の婚約者・鳥居、鶴子の同行者・百済木医師、鶴子,,,
北海道の開墾地で兄と働く近代娘の千早。消息を絶っていた許婚のハガキを手に千葉へ向かうが、そこは刑務所で彼は殺人罪で服役中だった。そしていろいろと周囲に話を聞くうちに、事件を取材した新聞記者が会社を辞めていたり、不可解なことが出てきた。だが、彼は脱獄を……。,,,
戦後、数年にわたって起きた不可解な3つの事件。社会的地位のある被害者と加害者が、何のために殺し合わなければいけなかったのか、まったく不明な難事件だ。双方同時に殺意を抱くという、加害者もなければ被害者もない、この相互殺戮事件のカギは……。240年以上前にもさ,,,